スタッフブログ│友禅について

こんにちは。バイセルオンラインでございます。

気付けば11月も後半・・今年はコロナの影響で自宅にいる時間が多かったからなのか、今までよりも1年が早く感じております。

そんな本日は、友禅についてお話させて頂けたらと思います。

友禅とは、着物の種類ではなく染色方法のひとつ。
日本の伝統的な染めの技法です。
日本三大友禅というものをご存じでしょうか。 日本三大友禅は「加賀友禅」「京友禅」「東京友禅(江戸友禅)」とされています。
友禅染は江戸時代に京都の扇絵師である「宮崎友禅斎」が創始したものが始まりとされており、 それから日本各地に広まっていく中で、それぞれの地域に好まれた形になって今に伝わっております。

それでは、三大友禅についてご説明させて頂きます!

石川県で発展した加賀友禅

加賀五彩と呼ばれる色彩で花鳥風月を写実的に描くのが特徴です。 外側から内側へぼかしていく「外ぼかし」や、花の葉を虫に食べられた様を表現した「虫食い」も特徴です。 華やかというより、艶やかな大人の魅力を引き立てる色彩が特徴です。

京都で発展した京友禅

朱色を中心として豪華絢爛で鮮やかな色彩や刺繍、金銀箔を積極的に用いた豪華な装飾が特徴です。 写実的な加賀友禅に比べて、京友禅は図案や文様を主体に描かれるのも特徴になります。 三大友禅の中で最も豪華絢爛なのが特徴で、京都の美しさが反映された色彩感覚となっております。

江戸で発展した東京友禅

目立ち過ぎないお洒落を楽しむために、控えめで落ち着いた渋さの色彩となっております。 竹林や網干、千鳥や釣り船などの江戸の風景が描写されております。 「贅沢禁止令」の影響もありますが、「粋」なものを好んだ江戸の町人文化を色濃く反映した色彩ですね。

魅力的な色彩豊かな加賀友禅、豪華絢爛な京友禅、控えめで粋な東京友禅。
簡単に説明させていただきましたが、いかがだったでしょうか。

現在バイセルオンラインでは友禅特集を開催中です!
是非、好みのお着物をお探しくださいませ。

     

SNS、やってます!